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| J-ROCK LIVE NET > LIVE REPORT > THE YELLOW MONKEY( ザ・イエローモンキー ) |
セットリスト
The Night Snails And Plastic Boogie / THE YELLOW MONKEY
<収録曲>
1. Song For Night Snails 2. Subjective Late Show 3. Oh! Golden Boys 4. Neurtic Celebration 5. Chelsea Girl 6. Unpleasant 6th Avenue 7. This Is For You 8. Foxy Blue Love 9. Pearl Light Of Revolution 10. Romantist Taste 11. Walkin' In Sunshine jaguar hard pain / THE YELLOW MONKEY
<収録曲>
1. SECOND CRY 2. FINE FINE FINE 3. A HENな飴玉 4. ROCK STAR 5. 薔薇娼婦麗奈 6. 街の灯 7. RED LIGHT 8. セルリアの丘 9. 悲しきASIAN BOY 10. 赤裸々GO!GO!GO! 11. 遥かな世界 12. MERRY X’MAS smile / THE YELLOW MONKEY
<収録曲>
1. Smile 2. マリーにくちづけ 3. Love Communication 4. サイケデリック・ブルー 5. See-Saw Girl 6. 争いの街 7. エデンの夜に 8. イエ・イエ・コスメティック・ラヴ 9. ヴィーナスの花 10. “I” 11. Hard Rain 12. 嘆くなり我が夜のFantasy 13. 熱帯夜 BURN / THE YELLOW MONKEY
<収録曲>
1. BURN 2. LOVE LOVE SHOW(English Version) 3. BURN(Instrumental) |
ようやく会場に入ったのは開演時間を過ぎてからだった。ステージはとてもシンプルな構成で、恒例の「メカラウロコ楽団」( オーケストラ )の気配はない。今年は趣向を変えたらしい。
「愛の賛歌」に続いて会場に流れたのは「死ね死ね団のテーマ」。そして真っ暗な闇の中、ステージ奥のスクリーンには脳の映像が浮かぶ。いやな予感がする。脳裏に「FIX THE SICKS」が蘇る。やはりオープニングは「RAINBOW MAN」。EMMAはダブルネックギターを抱えている。HEESEYのベースのボディはきれいなミディアムアクアマリンだ。
音が響き、メンバー登場すると会場が沸く。演る側にとっても観る側にとってもけして短いとは言えない9ヶ月の空白を一瞬にして埋めるとは、さすが「ライヴバンド」THE YELLOW MONKEY。 吉井和哉は、赤の三揃えに黒のシャツ( 後に「今日はEMMAのコスプレです」と笑っていた )、EMMAは白の三揃えに赤いシャツ、HEESEYは黒とシルバーの派手なスーツ、ANNIEはベストを素肌に着て、薄茶の革パンツ。ちなみにANNIE以外は髪型がほとんど同じだ。
ステージ両脇にそれぞれホーンセクションと、女性コーラスがスタンバイする。「今年はゲストを呼びます。有名な人じゃないけど(笑)」と言っていたのは彼らのことだったのか。 「久しぶりです!また年末に武道館で演れて嬉しいです。」というMCを挟みライヴが進む。「FINE FINE FINE」「ROCK STAR」もjaguarの雰囲気ではないけれど懐かしい曲だ。 ギターソロの前に「( ♪ )シタガミジカイ エ〜マ〜ちゃ〜ん」とEMMAを紹介する「See-Saw Girl」もノリがいい。( でもEMMAちゃんの舌は短いんじゃなくて、厚いんだよ。 )ギターリフがアルバムと違っていたのはこのあたりの曲だったかなぁ…。 そんなEMMAのギターは、聴いたことのないメロディーを奏で始める。「何?書きためた新曲?」会場も少し戸惑っているよう。「もしかして花吹雪?」と少し期待するが、吉井和哉曰く「千年紀最後の球根」( 「Foxy〜」も「JAM」も千年紀最後と言っていた。と言うことは明日は演らないんだな?絶対だな?絶対に演るなよ。 )だった。ある時期からラストの「花」を「ふな」と発音しているのがとても気になる。あえて重苦しい雰囲気をぶち壊そうとしているのか?
「個人的なことなんですが…この前イメージチェンジをしました。イメージチェンジしたものの…もののけ姫(笑)…「カッコ悪い」と非常に評判が悪く…。今日はストレートパーマを当てて来たんだけど、会場入りしたとき「EMMAさん、おはようございます」と言われました(笑)。」
赤い照明がステージを照らし「熱帯夜」。「( ♪ )真冬の夜は君が欲しい」と歌うのを聴いて、97年にメカラが開催されなかった時「真冬の夜も君が欲しい」とここ( 前のサイトのコラム )に書いたことを思い出す。 ホーンセクションとコーラスの紹介の後、「その昔、四畳半の…キッチンのついた部屋で曲を書きながら思っていました。「業界のバカヤロー!!」」から「審美眼ブギ」へ。2コーラス目はホーンセクションがメロディーラインを演奏し、ステージ向かって左にかたまった吉井和哉、EMMA、HEESEYと対抗しているように見える。 「Foxy Blue Love」、間髪入れずにタンバリンを受け取り「SLEEPLESS IMAGINATION」。奥のスクリーンにはリアルタイムな映像と交互にPVの映像が映し出される。「LOVERS ON BACKSTREET」でも昔の映像が流れていたが、おそらく「ロンドンブーツ・ナイト」からの映像だろう。僕は「SLEEPLESS IMAGINATION」の映像だけ持っているが、メンバー全員が若い( 化粧も濃い(笑) )。あ、でもHEESEYだけはあんまり変わってないかな。
「年末はやっぱりこれを演らないと…。」と笑いながらアコースティックギターを弾き始める吉井和哉。「今日は誰に歌ってもらおうかな〜」と節をつけながら、メンバーを見回しANNIEを指名。踊りながら花道を行ったり来たりして歌い終えたANNIEに「メンバーなんだから歌えて当然」と労をねぎらう様子はない。 アンコールは、「僕たちの始まりの曲です」と「LOVERS ON BACKSTREET」で始まった。 「この武道館で初めてコンサートが行われたのが、僕の生まれた1966年に来日したビートルズだったんだよね、その後、子供心にここでライヴを演りたいと思い続け、ここを目指してきたと言っても過言ではないんだ。」と語り始める吉井和哉。「戦争中、ここは兵士が天皇を守るための砦だったんだ。」とシビアな話題に触れると会場が静まりかえる。「そんな場所で楽しいコンサートが出来るというのは、今、幸せなことなんだ。」と、忘れかけている今の平和への感謝。
「そんなことを踏まえて聴いてください。セカンドから「シルクスカーフに帽子のマダム」」。戦争に引き裂かれた二人の哀しいラヴソング。メカラ6ではおどけた前振りで始まったこの曲がまったく違う雰囲気になる。
「バラ色の日々」はライヴ初披露。一生懸命歌う吉井和哉の表情を見ていると胸にこみ上げるものがあり、「ああ、これがイエローモンキーだなぁ」とやっと思える。
THE YELLOW MONKEYのライヴにしては珍しく「楽しい」ものだった( けして賛辞ではない )。前半戸惑ったものの、「熱帯夜」あたりで、"ああ、こういうものなんだ"と理解してから「楽しく」なった。
終演後、迎えに来た弟が「武道館ってけっこう音が漏れるんだね、MCは何言ってるか分かんないけど、最後に演ったの新曲でしょ?」と言う。なるほど、そうなんだ。外にいたことなんてないからな。弟はさらに言う。「外でさ、100人くらい( 友人に後から聞いた話だともっといたらしい )の人が聴いてたんだよ。それで曲が終わると拍手してるんだよ。あの人たちこそ本当のファンなんだなぁって感動しちゃったよ。僕は彼らに惜しみない拍手を送る。」と、ライヴとはほとんど無縁の弟は本当に感動した様子で、運転をしながら何回も繰り返し言っていた。 1999.12.30
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