J-ROCK LIVE NETLIVE REPORT > THE YELLOW MONKEY( ザ・イエローモンキー )

1998.12.27   @日本武道館
THE YELLOW MONKEY - PUNCH DRUNKARD TOUR 1998/99

PUNCH DRUNKARD / THE YELLOW MONKEY

<収録曲>
1. パンチドランカー
2. 球根
3. 間違いねえな
4. ゴージャス
5. 見して 見して
6. クズ社会の赤いバラ
7. セックスレスデス
8. エヴリデイ
9. SEA
10. BURN(Album Version)
11. 甘い経験
12. 離れるな
13. LOVE LOVE SHOW(Album Version)


SICKS / THE YELLOW MONKEY

<収録曲>
1. RAINBOW MAN
2. I CAN BE SHIT,MAMA
3. 楽園
4. TVのシンガー
5. 紫の空
6. 薬局へ行こうよ
7. 天国旅行
8. 創生児
9. HOTEL宇宙船
10. 花吹雪
11. 淡い心だって言ってたよ
12. 見てないようで見てる
13. 人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)
  2階席から見下ろすステージ、ステージの上を暴れるメンバー。すっかり見慣れた光景。序盤で耳が重くなりつつある音響の悪さも懐かしい。 そう、ここは武道館。

■

  2階前方、一番端で目の前は階段。足下は心許ないが、立ち上がらなくてもステージがしっかり見える。体調の悪い今日の僕にはありがたい。それでも「花吹雪」のイントロが聞こえたときには立ち上がっていたけど。 年末の武道館、アリーナでライヴを観るのが僕の夢だが、FCの優先予約をもってもなかなか難しいらしい。
  今日はステージがいつもより手前に設置されている気がする。

  PUNCH DRUNKARD TOUR 98年のファイナルライヴ。
  メンバー登場で歓声一際高くなる。吉井和哉は、黒地に花柄のシャツ、黒の革パンツ、赤いサングラス、EMMAは緑のコートに黒の革パンツ、はだけたシャツからは胸がのぞく( 腹筋がすごいらしいがここからは見えず。それにしてもいつからそんなキャラクター? )、HEESEYは赤と黒の革ジャンプスーツ( おニューらしい )、ANNIEは茶系のシャツ、茶の革パンツ。

  「パンチドランカー」のあと、懐かしいイントロが聞こえる。「ROCK STAR」。そして「O.K.」
  「TVのシンガー」( この曲も少し懐かしい )では、まるで「いろいろ悩むのは俺たちのオーラに引きつけられたお前が悪いんだ」と言われているようで、一瞬自虐的になるが、野性の証明in武道館か?と錯覚するような「FOUR SEASONS」が聞けるなんてなんだかとても嬉しい。この曲のせいではないだろうけど、今日はとても暖かい空気を感じる。吹っ切れたメンバーの心意気が現れているのか。ちなみに今日はjaguarの命日。しかし「ROCK STAR」を演っても、jaguarの気配を一分たりとも感じさせないほどの暖かくて明るい空気だ。

  「実は武道館がなくなるという噂があるんですが。いや、本当に噂なんですけどね。でも、ここがなくなったら僕たちはどこで演ればいいんですか!?」とイエローモンキーの武道館への思いは相変わらず熱い。にもかかわらず「風水って知ってますか?  武道館は風水がやりやすいんだよね。で、この後ろはね。」と北東を指すと歓声があがる。「ね、悪魔がいるでしょ(笑)。斜め向こうは…。」と南西を指すとまた歓声があがり「やっぱり悪魔がいるでしょ(笑)。このラインは怖い場所で、ちょうどEMMAがこの鬼門にいるんだよねぇ。」と武道館をネタに笑いを取ることも忘れないお茶目な吉井和哉。

  特に序盤あたりで、「観せ方」がうまくなったなぁという印象を受ける。リズムや音に合わせてメンバーの動作がぴったり決まり、今までに見たこともないようないいステージングだと思う。
  そんなことに感心しているうちに「命の花を咲かせましょう。」と「球根」へ。なんとそのあと「花吹雪」を披露。おおっ!!これはすごい。春でもないのに。SICKS THE FIXでもないのに。ここで思わず立ち上がったのは、もうどうでもいい、今は君に触りたい…心境だったんだろうか。

  「昨日はサタデーナイトで盛り上がったんですが、今日はサンデーナイトということでもっと盛り上がりましょう。」と「MY WINDING ROAD」へ。EMMAがあのポーズを決めると真っ暗な会場にギターが光を放ち、天井に設置されたミラーボールの回転とともに神聖な武道館は巨大なディスコフロアへと化した。演出的にはお約束のパターンだろうが、音がもたついていてドライヴ感がなく、今ひとつノレなかったのは僕だけか?楽しみにしていたギターソロも少し期待はずれで残念。しかし会場は盛り上がっているようでその勢いのまま「BURN」に突入。

  「SUCK OF LIFE」での絡みはあっさり目。吉井和哉は床を這いながらEMMAの股間をまるでフェラチオするような動作で舐め回しているように見える。ギターのネックをマイクで擦り、EMMAに抱きついて、唇にキス( したんだと思う。背後から見ているのではっきりは分からないけど )。「今年最後のキス〜。」と言いながら嬉しそうな吉井和哉とは対照的にEMMAは抱きしめられるのを嫌がっているよう(笑)。( ある時期を境にもう二度この曲はライヴで聞けないんじゃないかと思っていたのだが、けっこういろんなところで演っている。)

  その後、後ろのスタッフに「ハサミある?」と切り出す。「三国さんの髪を切ろうと思ってね。はい、三国さん、こっち来て。」おいおい、本当に断髪式なのか(笑)?三国さん躊躇しながらステージの前に来るが「嘘だよ(笑)、ドラム叩いて。」とANNIEと交代させると「ANNIEの髪がずいぶん伸びたので…」と、どうやらANNIEの断髪式のようだ。と言ってもほんの毛先をカットした程度だったが。「いちおうタレントだからね(笑)。」と手加減した理由を述べる。「弟が髪を切られるのをどんな思いで見てたんでしょうか?」とEMMAの紹介。ギターソロでトトロのテーマをやっていた。

  会場から「洋一〜」という声がかかると、すかさず吉井和哉は「最近はヒロラーが増えてきて…、彼はイエローモンキーのアムロちゃんですから(笑)。」と会場を笑わせる。「EMMAはイエローモンキーの広末涼子です。バンドに入った当時は松本伊予だったんですけど(笑)。」「ANNIEは氾文雀です。半分ってことじゃないよ。」と半分弱とかけた駄洒落を言う。そして「ああ、今日は駄洒落を言わないようにしようと思っていたのに、やっぱり言ってしまった(笑)。」と言いつつ嬉しそうにしてるあたり(笑)。HESSEYはファッションリーダーで、EMMAは人気者で、加入当時は天然ボケで…という解釈はできるのだが、はたしてANNIEはどういう意味なんだろう。単に駄洒落を言いたかったためか?(笑)

  「見てないようで見てる」「甘い経験」「LOVE LOVE SHOW」もとても盛り上がっていたように思うが順番もそのときのメンバーの動きもすっかり忘れた。そうそう、「LOVE LOVE SHOW」で「( ♪ )俺たちは永遠にあなたの馬」って歌っていた。

  わりと真面目なMC( ずっとこのメンバーでイエローモンキーをやっていくから…みたいな感じ )から「離れるな」。

  アンコール、「年末になるとこの曲が演りたくなります…あんまりここでは演ったことないよね。」というMCに僕の胸は高鳴るが、このオルガンのイントロは「JAM」。会場からいつも通りの歓声が響き、そして僕は首をひねる。「JAM」を聞いても全然嬉しくない僕は天の邪鬼なんだろう…。
  オーラスは「THE YELLOW MONKEY」の電飾とともに「悲しきASIAN BOY」。

■

  半年以上ぶりのイエローモンキーライヴ。いろんな要素が絡まってパンチドランカーツアーというより「イエローモンキーのライヴだなぁ。」という印象が強かった。

1999.01.03
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