J-ROCK LIVE NETLIVE REPORT > THE YELLOW MONKEY( ザ・イエローモンキー )

1998.05.14   @千葉県民文化会館
THE YELLOW MONKEY - PUNCH DRUNKARD TOUR 1998/99

PUNCH DRUNKARD TOUR 1998/99
( 1998.04.03−1999.03.10 )
戸田文化会館
郡山市民文化センター
山形県県民会館
秋田県民会館
青森市文化会館( 2days )
岩手県民会館( 2days )
函館市民会館
室蘭市文化センター
北海道厚生年金会館( 2days )
北見市民会館
釧路市民文化会館
仙台サンプラザホール( 2days )
神奈川市民ホール
神奈川市民ホール
宇都宮市文化会館
富山オーバードホール
新潟県民会館
新潟県民会館
石川厚生年金会館
福井フェニックスプラザ
千葉県文化会館
茨城県民文化センター
群馬県民会館
大宮ソニックシティ
山梨県立県民文化ホール
長野県県民文化会館
大分文化会館
福岡サンパレス( 2days )
長崎市公会堂
熊本市民会館
宮崎市民文化ホール
佐賀市文化会館
鹿児島市民文化ホール第一( 2days )
沖縄コンベンション劇場( 2days )
京都会館第一ホール
守山市民ホール
富士市文化会館ロゼシアター
四日市市市民文化会館
和歌山県民文化会館
奈良県文化会館国際ホール
長良川国際会議場
豊橋勤労福祉会館
静岡市民文化会館
大阪フェスティバルホール
神戸ハーバーランドプラザ( 2days )
広島厚生年金会館( 2days )
島根県民会館
鳥取市県民文化会館
徳山市文化会館
香川県民ホール( 2days )
鳴門市文化会館
高知県民文化ホール
愛媛県民文化会館
大阪フェスティバルホール( 2days )
NHKホール( 4days )
名古屋センチュリーホール( 2days )
岡山市民会館
浜松アリーナ( 2days )
真駒内アイスアリーナ( 2days )
アピオ岩手産業文化センター( 2days )
山形市総合スポーツセンター( 2days )
石川産業展示館4号館( 2days )
長野ビッグハット( 2days )
新潟産業センター( 2days )
日本武道館( 2days )
グリーンドーム前橋( 2days )
宮城・グランディ21( 2days )
名古屋レインボーホール( 3days )
マリンメッセ福岡( 2days )
大阪城ホール( 4days )
アスティとくしま
広島グリーンアリーナ
マリンメッセ福岡( 2days )
鹿児島アリーナ( 2days )
沖縄コンベンションセンター( 2days )
横浜アリーナ( 4days )



PUNCH DRUNKARD / THE YELLOW MONKEY

<収録曲>
1. パンチドランカー
2. 球根
3. 間違いねえな
4. ゴージャス
5. 見して 見して
6. クズ社会の赤いバラ
7. セックスレスデス
8. エヴリデイ
9. SEA
10. BURN(Album Version)
11. 甘い経験
12. 離れるな
13. LOVE LOVE SHOW(Album Version)
  薄暗い会場にSEが流れ続けている。客席に深く身を沈め、目を閉じてライヴの始まりを待つ。懐かしい歌声が聞こえてきた。ボブ・ディランの「天国の扉」。
  そっと後ろを振り返ると3階まであるというのにやはり小さい感じがする。緞帳もなくむき出しのステージの上をスタッフが時折動き回るのが見える。ドラムセットの台にお香が二本焚かれて細長い白い煙を上げている( ちなみに中盤くらいまでこのお香が香っていて気持ち悪かった… )。

  オープニングは「パンチドランカー」。確かメンバーはバラバラっとステージ上に出てきたように思う。いきなりのドラムに続いてHEESEYにスポットライトがあたりベースの音が絡む。そしてEMMAのギター。なんだかメンバーが近すぎて不思議な感じがする。

  吉井和哉は黒のシャツに黒の革パンツ、水色のふわふわした羽の首飾り( 正式名称は? )に赤いサングラス、短く切った金髪に、黒い縁取りのアイメーク、指には黒いマニキュア。EMMAは銀色のスーツに黒いスカーフ、十字架のペンダント( キラキラ光ってたのはダイヤなのかな )。HEESEYは黒と白のいかにもコスチュームという感じの衣装。ANNIEはゴールドのシャツ( 相変わらず、ふと気づくと上半身裸。いつ脱いでいるかはいつも分からない(笑)。)に黒いパンツ、黒い革手袋。それぞれステージを動き回りはじめから飛ばしてる。
  続いて2ndからの「LOVE IS ZOOPHILA」、なんとなく意外な選曲だけど違和感はない。定位置に戻りギターを抱えここで会場に挨拶。「千葉、千葉ね…(笑)」と意味深な台詞で会場を笑わせ「球根」へ。「間違いねぇな」「ゴージャス」「見して見して」…。
  吉井和哉は「間違いねぇな」の♪コーナー切るときの〜ではハンドルを切るジャスチャーをしたり、「見して見して」では"花子"を連発する。EMMAと絡みながら、離れる瞬間にEMMAの頬にキスするフリをしたり、歌いながら最前の女の子の胸元を指さしたりして、楽しそう。

  とにかく最前とステージの間が狭い上、吉井和哉は客を煽ってたし、EMMAもHEESEYも煽るように演奏してたので、メンバーが前に出てくる度に女の子達が前へ行こうとして、会場警備のスタッフはそれをロープで制止するのに一苦労。パニックにならないための防御策なんだろうけど、いちいち視界に入るし、スタッフの手が身体に当たるし、制止の仕方が悪いとスタッフを怒鳴る声が真横で聞こえるしで、ライヴに集中できなかった理由の一つはこれだ。
  普通のコンサートホールで客が前になだれ込んでも続いたライヴや、「最前無防備、ダイヴ、なんでもあり」のライヴハウスに慣れてしまった僕にはそれが異常な警備に思え、隔たりを感じさせた。きっと後ろの席だったらまた違っていたんだろう。でも運悪く、今日は最前列。他の子はめげずに楽しそうだったけど( 苦笑 )。

  吉井和哉が「PUNCH DRUNKARDからの曲が続きましたが、じゃあここでSICKSから一曲」とギターを弾き始める。一瞬「SECOND CRY」( 同じAmだし )のフレーズになったとき会場からは驚愕の声があがるが、まさか今時分そんなわけもなく、「天国旅行」へ。「SICKSから」って前置きしたとは言え僕も一瞬期待したけどね。

  後半は「赤裸々GO!GO!GO!」を交えながら「PUNCH DRUNKARD」の曲を披露。( このあたりのセットリストは曖昧なので省略。)静( 「クズ社会の赤いバラ」「エヴリディ」「離れるな」)と動( 「セックスレスデス」「LOVE LOVE SHOW」「甘い経験」)の繰り返しって感じだった。全体的に、アルバムを聴いて僕が想像していたライヴとは雰囲気が違い、戸惑った。
  「赤裸々GO!GO!GO!」であの片足上げ踊りもしていた吉井和哉は、ステージの前方にセットされたEMMAのギターのエフェクターを寝ころんでイタズラしてるときに、最前の子に頭をくしゃくしゃにされたりもしてた。EMMAはいつもの会場指さしやキスしたピックを投げたり、身体を反らしながらギターを弾いたり。HEESEYはベースのネックを会場に付きだしたりもしていた。
  会場の盛り上がり方をどう捉えたのかは分からないけど「俺が住んでた頃は千葉はこんなに上品じゃなかったよ( もっと下品だったよ )。」と会場を煽る。「でも暴走族はセンスがいいけど。暴走族とロックも同じだ!!」という吉井和哉のMCにはどういう意味があったのかな。…暴走族とロックは違うと思うけど。

  どの曲か忘れたけど、EMMAコード進行ちょっと間違えてたよね?HEESEYのそばに行って笑ってたけど、HEESEYじゃないよね?(笑)  EMMAと言えば、何本ものギターを使ってたけど、( 記憶違いでなければ )水色のギターと黒いギターしか覚えてない( しかも名前さえ分からず。今もAPOLLOなのかなぁ? )。ネックの文字を一生懸命見たけどそれでも分からず( 苦笑 )。
  印象的だったのは吉井和哉とEMMAが向き合って頭をくっつけてギター弾いてた場面。EMMA側にいた僕からは吉井和哉のしたたり落ちる汗の一滴一滴が見えた。

  アンコールの始まりは「JAM」。会場から意外そうな、でも嬉しそうな反応。吉井和哉は「明日のために」みたいなことを言ってた。三国さんのキーボードがミックロンスンの「Growing Up And I'm Fine」にも似たメロディーを奏で始めた時は、「え?え?その曲を演るの??」とちょっとドキドキした。
  照明が真っ赤になり「BURN」へ。そして「SPARK」…。うーん、なんか去年と同じような感じだねぇ。なんでSPARKなんて演るかなぁと独り言。
  アコースティックギターを吉井和哉が抱える。「まさかアバンギャルドってことはないだろうな」と思いつつ見ているとメンバー紹介が始まる。よく食べてよく飲んでとにかく元気というANNIE、スピード違反で何度も捕まったらしいEMMA、東北でケガをしたという三国さんは、赤いシャツに赤い靴でステージの前まで出てきて会場に手を振る。会場の声が小さいと帰るフリをして笑いをとるHEESEY、松戸に住んでた頃の話を暴露されてた吉井和哉。

  そしてラストは「WELCOME TO MY DOGHOUSE」。曲が終わり、吉井和哉は使っていたピックを、最前にいた黒いキャミソールを着た5歳くらいの女の子の前に落とした。
  客電がつき、ライヴ終了。少しだけ不満の声があがった。アンコールは一回だけ。すごい体力を消耗しているだろうし、この先を考えると、これが彼らの精一杯なんだろう…と汗だくになったメンバーを見て思った。

■

  ツアーが始まって一ヶ月半。メンバーはエネルギッシュで元気で楽しそうで、会場もすごい熱気で。
  「イエローモンキーも頑張っています。みんなも一緒に頑張りましょう。」という吉井和哉の言葉に一年前の僕だったら素直に感動してたのかな…。興を削がれた理由をお香の匂いや警備のせいみたいに書いたけど、根本は変わってしまった僕のせいなのかもしれない。

1998.05.16
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