J-ROCK LIVE NETLIVE REPORT > FANATIC◇CRISIS( ファナティッククライシス )

1999.10.09   @日比谷野外大音楽堂
FANATIC◇CRISIS - INDEPENDENCE PSYCHO BABYS

INDEPENDENCE PSYCHO BABYS
( 1999.07−10.09 )
横浜・Bay Hall
郡山・Hip Shot
新潟・フェイズ
名古屋・ダイアモンドホール
仙台・BEEBペースメントシアター( 2days )
・ 追加公演
東京・日比谷野外大音楽堂
  思いがけず首都高の事故渋滞( 新月の夜も事故は多いのか? )に巻き込まれ、野音に着いて一息ついたらオープニングの「INDEPENDENCE PSYCHO BABYS( インストゥルメンタル・新曲 )」の音が流れ始めた。僕はちょっとしたパニック状態になりながら中へ駆け込んだ。

■

  セットらしいセットがほとんどないシンプルなステージにメンバーが一人一人登場。「MARBLE」で始まり、「独裁者」「PURPLE & PSYCHIC HONEY( 新曲 )」「ジェラシー」「Baby's Talk」と一気に序盤を駆け抜ける。相変わらずの爆音で、低音が鎖骨あたりにガンガン響く。

  腰にフリンジの付いたスウェードのパンツにオレンジ色のタンクトップを着た努はメンバーの中で一人浮いているように見える。金髪と言うよりは色が抜けすぎて白っぽくなった髪は以前よりも伸び、せっかくの美しい顔立ちを殺している( まぁ、好みは人それぞれだが )。
  この日の努のアクションとアドリブの歌詞は、良く言えばワイルド、悪く言うと品がない感じで、「いつもと違うなぁ」とぼんやり思う。「後祭り」という単語を連発していたが、「後の祭り」ならともかく、そんな言葉は聞いたことがない。

  「SLEEPER」、「night shadow」は、意識的にギターリフなどのアレンジを変えているようだ。特に「night shadow」のサビのヴォーカルメロディーはアルバムと違い、まるで別の曲を聞いているような感じだった。

  さて、shunのワンマンショー。「俺唄!!大フィーバー( と聞こえた )」( 野音恒例となるか? )とタイトルを叫び「( ♪ )僕の名前は  ファナティックのshunくん」と歌い出した。そして昨年と同様、LOVEの人文字を作り、終いには郷ひろみの「GOLDFINGER'99」の( ♪ )A CHI CHI A CHIを手振りを交え踊り出し、「踊ってない奴ちゃんと踊れよ!一番恥ずかしいのは俺なんだからなっ!」と会場に踊りを強要する始末。
  shunはかなり長く歌い続けていたが、突然メンバーは演奏をストップ。「なんでノッってるのにやめるんだよー!?」と不満げなshun。「だって、長いんだもの」と徹は相変わらず冷静だ。
  昨年の野音では「この人たちって何?」と冷ややかだった僕は、二人の掛け合いに大ウケ。これが僕的には今日のハイライトだった( というのもある種問題だ )。

  「ここで1曲聞いてください。「存在理由と存在意識」」と珍しくタイトルを告げ、始めたこの曲も次回マキシシングルに収録される新曲だ。その哲学的なタイトルから僕は個人的にものすごく期待していた。この難解なテーマをファンタジックにまとめていたらいいなぁ…と。でも曲調もそんなに好きな感じではなかったし、詞の世界観も( この日聞いた限りでは )わりと現実っぽい感じで、僕の期待はやはり幻想に終わったようだ。

  「FANATICのサーカスへようこそ」と「サーカス」、「スピード上げて行くぜっ」と「スピードコレクター」そして「HYSTERIC EARTH」…、夏祭りゆえか( 「ゆえ」という根拠はどこにもない )『ONE』からの曲が多い。

  「7[SEVEN]」「龍宮」「MASK」他、新曲などを交え、そして軽快なリズムの「THE.NEVER.INNOCENT」で本編は終わった。

  たいした間を置かず始まったアンコール第1部は、「SUPER SOUL」を皮切りに「火の鳥」「Maybe True」「ONE-one for all」とシングルのオンパレード。

  アンコール第2部、出てくるなり努は「照明とかPAの用意がないのに、スタッフの皆さんごめんなさい」と言い出した。予定に入ってなかった曲を演るつもりらしい。「この曲はしばらく演ってないから、間違えたらごめんね」と会場にも断りながら、shunに何か指示。「しばらく演ってないなんて、一体何?」とドキドキしたが、「MY ROSE」を披露。でもこれってこの前のイベントの時に演ったし、「しばらく演ってない」なんて大袈裟じゃないか?
  曲に思い出も思い入れもない場合、内容的なものよりも曲が好きか嫌いかで判断してしまう僕には、FANATIC◇CRISISの意図を理解することができない…。
※あとになって考えると、この頃は確か微妙な時期( フォーライフとの契約が切れて、その後の予定が宙に浮いていた )だったから、この曲の歌詞にメンバーの想いを込めたかったのかもしれないな。※

  「ラスト一発行くぜっ」を何度も繰り返し「Love Me」が始まる。いつもの「Love Me」よりもビートが激しく、ハードに感じられる。銀テープが舞い、僕の目の前に落ちてきた。最後に努はステージから降り、最前列前を駆け抜けた( 今年は落っこちたわけじゃない(笑) )。

■

  この日の野音はとても寒く、僕は中盤あたりから膝を抱えて震えていてライヴに集中できなかった。セットリストによっても( 雰囲気が )変わるから一概には言えないが、やはりFANATIC◇CRISISはライヴハウスで観る方がいいなぁ…と今もナミキの感動を引きずっている僕は3ヶ月ぶりのライヴを存分に楽しめないまま帰路についた。

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