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THE.LOST.INNOCENT / FANATIC◇CRISIS
<収録曲>
1. 006.9 2. メビウスリング 3. 火の鳥 4. B.R.E.E.Z.E. 5. Crazy for you 6. Maybe true 7. dear myself 8. MASQUERADE IN THE ROOM 9. 龍宮 10. beauties-beauty eyes 11. Rainy merry-go-round 12. crawl 13. 月の虜 14. 運命と哀し過ぎる予感 15. [キミガイルセカイ] |
通い慣れた通学路の一部だった三宮繁華街。懐かしい風景だが、小さい頃住んでいた場所ほどの感慨はこみ上げてこない。前夜、近くのホテルに泊まっていたので、ライヴハウスまで徒歩1分、こんなシチュエーションは二度とないな。
12年ぶりのチキンジョージ。とは言っても震災後の再建ですっかり変わってしまい、昔の面影はない。黒を基調に梁は赤くペイントされ、壁には絵やアーティストの告知写真などが飾ってある。キャパも大きくなり、天井も高く、すっかり今風のライヴハウスといった感じ。以前のブルース( またはカントリー )っぽい雰囲気はなく、残念だった。
意外と早くライヴが始まった。白い照明が広島のようにステージサイドではなく、ステージの奧から点滅している。同じ曲でもまた違った感じだ。ちょっと目が痛い。「Maybe true」を歌い始めた努の声は隅々にまで響いている。ん、かなり音響はいい感じ。いい感じすぎてホールみたいだが。 「4月なのに寒いね。」というMCから「dear myself」(「( ♪ )寒さ残る4月」という歌詞がある )へ。たしかこの曲は広島では演ってなかったように思う( 記憶はけっこう曖昧。でも長調のスローバラードという嫌いなタイプの曲なので逆に印象深く、多分正しい…ハズ )。 広島でも思ったことだが、東京の会場でよく見かける独特な手の踊りをする人がほとんどいない。同じファンでもそれぞれなんだなぁ…。 「ジェラシー」では、すっかり「( ♪ )黒いドレスを破って(オリジナルは「まとって」)」が定着している。「( ♪ )唇に毒を塗った」という部分では毒が媚薬に変わっていた。
恒例のShunトークタイム、Shunにマイクが渡ると会場から「エロ本〜」とヤジが飛ぶ。広島のライヴを観た人が叫んでいるようだ。( ファンにも遊ばれるShunって一体…(笑)。 )その声をしばらく無視していたが、ついには「ちょっと聞いてよ、奥さん!!」と意味不審な発言。努が面白がって「奥さん〜!奥さん〜!」と会場に向かって叫ぶ。 しっとりした「月の虜」から「[キミガイルセカイ]」へ。今日の徹のドラミングもパワフルだ。これは今回のライヴに於ける見せ場で、ここで感動するのは思うつぼなのかもしれないが、思うつぼにはまっても素直に感動できる場面だ。 ライヴ中盤くらいまでの僕の機嫌の悪さも、もうすっかり直っている。
アンコールでの努の衣装は、それまで着ていた半袖のシャツの袖を取ったような形で、細い腕と肩が露出している。「この人、本当に華奢だなぁ。」とまたも変なところで感心する僕(笑)。
ライヴが3本全て終わった。もう二度と広島、神戸のようなライヴは観られないかもしれない( 僕自身そうそう遠征できないし、東京ではどんどんキャパの大きな会場になってゆくし )。それだけに今回は夢のような時間を過ごせて本当に楽しかった。やはりロックバンドはライヴなんだなぁと改めて思い、ひねくれ屋の僕が、今回関わったいろんな人に感謝したい気持ちでいっぱいになった、そんな3日間だった。 1999.04.16
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