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THE.LOST.INNOCENT / FANATIC◇CRISIS
<収録曲>
1. 006.9 2. メビウスリング 3. 火の鳥 4. B.R.E.E.Z.E. 5. Crazy for you 6. Maybe true 7. dear myself 8. MASQUERADE IN THE ROOM 9. 龍宮 10. beauties-beauty eyes 11. Rainy merry-go-round 12. crawl 13. 月の虜 14. 運命と哀し過ぎる予感 15. [キミガイルセカイ] |
昼間は一通りお決まりの観光地めぐり。桜舞い散る九段下ならぬ広島城はとても風が強く寒かった。 ※桜舞い散る…「桜舞い散る九段下 夢よ飛び散れ花となれ 日本国旗に敬礼を!悲しきASIAN BOY!!!」 1995年4月11日、THE YELLOW MONKEY初武道館ライヴの折り、「悲しきASIAN BOY」の前に吉井和哉が絶叫した台詞。 桜舞い散るのは九段下。九段下にあるのは武道館。武道館といえばTHE YELLOW MONKEY。ファンにはお馴染み( 確信はないけど )。
整理番号が若かったこともあり少し早めに会場へ行く。中に入るとまだ人はステージ前3列ほど。前日の熱さに感激した僕は、珍しく今日は暴れてやるーと意気込んで、引きちぎれそうな装飾品一切を外してやってきたが…。なんかやっぱりだめだ。前日、前の方から意識不明になってスタッフに抱えられてきた子たちの姿が脳裏に浮かび、前に行く勇気が出ない。結局前日と同じような後ろの場所で開演を待つ。 メンバー登場後、「火の鳥」。サビの部分で早くも声がひっくり返り、前日の疲れが残っているかのようだ。それでも気にするふうもなく歌い続ける。曲順は少しずつ違うようだ。その後わりとライヴでは定番っぽい「Baby's Talk」などで会場を沸かせる。 「MASQUERADE IN THE ROOM 」は短調のスローナンバー。ギターのリズムがレゲエ調で、一風変わった曲だ。歌いながら手振りを加え、巧みに世界を表現している。こういう「静」の努は本当に印象的だ。
MCで努は前日のライヴを振り返る。「7年間ライヴをやってきて、昨日のはベスト3に入るよ。」その言葉に会場から歓声が上がるが、どうやらベスト3というのはライヴが熱かったことではなく、自分たちが暑かったということらしい。そうと気づいた会場の小さなどよめきをすかさずフォローしていたが。 「Rainy merry-go-round 」はニューアルバムにも収録されており、前日も歌っていたが、このノリで聞くこの曲はほんの少しだけ違和感がある。僕の中では一番爽やかな印象のある曲だからかもしれない。
中盤、Shunのトークタイムは「今日は始業式で…。」から始まったが、その前に努が同じようなMCをしていたため、徹に「同じ事を二回も聞きたくない。だいたいその話題は今日ここへ来る車の中で俺が言ったら、二人して「ふぅ〜ん。」って聞いてたんじゃないか。」とつっこまれる。それでもめげずに「待て、続きがあるんだから。」と食い下がるShun。新学期にちなんで学校の授業を話題にするつもりらしい。「一限目、保健体育っ。」と話は進みそうに見えたが、その後が続かない。苦しまぎれに「ポプラ」ではエロ本3冊がお得な値段で売られているという話をした途端、メンバーから「エロー」としきりにつっこまれる。会場から「Shunさん、買ったの〜?」と声があがるとメンバーも「買ったの〜?」と調子を合わせる。さすがに「使ったの〜?」との声に努は「女の子がそんなこと言っちゃダメだよ〜。」と笑っていた。 「[キミガイルセカイ]」での徹のドラミングは、「昨日の感動よ、再び…」という期待を裏切らず、激しいものだった。( ドラムの前に立ってると見えないから、努さん、ちょっと立ち位置ずらして!(笑) )
アンコールの声に応えて現れたメンバーは前日と同様、ツアーロゴ( アルバムロゴ? )の入った黒いTシャツを着ている。テンションは留まるところを知らず、努は天井の梁にぶら下がり、身を乗り出して歌っている。前日より遙かに壊れているのが分かる。特に「独裁者」ではもう「FANATIC◇CRISIS」を演じてはいない。FANATIC◇CRISISを越え、壊れている感じがする。もうじき東京で5,000人キャパの会場でライヴを演るようなバンドには思えないまるでパンクバンドのようなノリは、TV( あるいは東京でのライヴ )とのギャップがありすぎて面白い。ちょっと飛ばしすぎのような気もしたが、ここまで壊れられるのも、こういう小さなハコならではということで、観る側にとっても貴重な体験か? 1999.04.13
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