J-ROCK LIVE NETLIVE REPORT > FANATIC◇CRISIS( ファナティッククライシス )

1998.12.06   @恵比寿・GUILTY
FANATIC◇CRISIS - [Truth] PRESENT EVENTS IN DECEMBER

太陽の虜 / FANATIC◆CRISIS

<収録曲>
1. 黒い太陽(Remake Version)
2. P・E・R・S・O・N・A
3. Pasifist
4. Flowers for...
5. SLEEPLESS MERRY-GO-ROUND
6. Disappear n'
7. World's E.N.D(se)
8. Pasifist(GM EXTENDED MIX)


beautiesーbeauty eyes / ジェラシー / FANATIC◇CRISIS

<収録曲>
1. beauties-beauty eyes-
2. ジェラシー
3. beauties-beauty eyes-(Vox Less Version)
Truth  地下1階、剥き出しの配線とコンクリートの壁、ミキサー前の金網。僕の中にあるライヴハウスのイメージに近い恵比寿ギルティ。この狭さはいい感じだ。キャパは椅子ありで120席とかだったから、多分オールスタンディングの今日は400くらい入ってるんじゃないかな。狭い空間にかなりぎっしりと詰め込まれてる感じ( おそらく99%は女の子だろう )。

  「HOLLY NIGHT」が流れ、無機質な空間が一瞬クリスマスっぽい雰囲気に包まれるが、メンバーの登場とともにいつものライヴの雰囲気に変わる。

  「MARBLE」「Truth」と2曲目が終わると案の定、中断。後ろから押されて前列の子たちが大変なことになっているらしい。しきりにスタッフと努が「もう一歩ずつ後ろに下がって」と言っている。なかなか再開されない。下がれと言われても( 前の子たちにとっては )かなり難しい状態なのかもしれない。もしかしてこのまま中止?そのくらい長い時間に感じられた。
  前列がいい状態になったのか、それとも諦めたのか( 諦めてどうする(笑) )、一番後ろの僕にはよく分からないが、ライヴが再開される。
  3曲目の途中で僕もなんだか息苦しい。これだけ酸素が薄いと前列はきついだろうな…。
  ワンフロアしかないこういう狭いライヴハウスで、10代の頃だったら絶対前に行って踊っているところだろうが、さすがに体力にはもう自信がない( ^-^: )。それは実は建前で、「前行くとつぶされるだろうなぁ、無理するとあとで辛いだろうなぁ」なんて考えて身を引くあたり…くだらない大人になったもんだ。

  さすがにFC限定イベントらしく、セットリストはなかなかコアな選曲。僕の大好きな『太陽の虜』から「黒い太陽」と「P・E・R・S・O・N・A」を披露。
聴きたかったよ!!「黒い太陽」( 感涙 )。
  前例もあることだし演ってくれるんじゃないかと、かなり期待はしていたが実際に音を聞くと予想以上に感激してしまった。イントロでこの曲だと分からなかった(アルバムとは違ったから)だけに、「( ♪ )太陽が二つ昇り」と努が歌い出した瞬間、自分の表情がぱっと明るくなったのが分かった。急いでFCに入った甲斐があったというもの。たまにはこういういいこともないと人生やってらんないよ(笑)。アルバムとはかなりイメージは違っていたし( あんなにノリがすごいとは驚き )、「Fucker」なんてロゴのTシャツ着て歌っているのは妙な感じもしたけれど「ライヴ」ではこんなものなのかもしれないな。
  「P・E・R・S・O・N・A」の歌詞に「( ♪ )片目にひとすじ傷口を引けば」という部分があるが、僕はずっと傷は瞳に平行( 横 )に引くんだとばかり思っていた。でも努はこの部分で目に直角( 縦 )に指を滑らせた。細かい点だけどこういう作り手の意図がはっきりするということはライヴならではなんだな。うんうん( 一人納得 )。

  メジャーシングルとしては「Maybe true」のカップリング「Precious memories」と来年元旦に発売の「beauties - beauty eyes -/ジェラシー( 両A面 )」のみで、「Maybe true」、「ONE」、「火の鳥」など僕的(世間的にも?)ポップな楽曲を演らなかったのはさすが。もちろん「月の花」は外さない( このシングル再発してほしい )。「いつもはあんまり演らないんだけど」と「Memories in white」。インディーズ時代のアルバムといってもラジオでよくOAしているアルバム『MASK』からの曲。今日はこのアルバムから「MASK」、「RHAPSODY」という曲も演っていた。メジャーアルバムの『ONE』からは「独裁者」。オーラスは恒例の「Love me」。
  それにしても全体的に努は歌詞をど忘れしてるのか、わざと会場に歌わせようとしてるのか…。さて、どっちだ?(笑)

  中盤で「メンバーからのプレゼント」ということで、自筆のクリスマスカードの抽選をやったりしていたが、いつものライヴにおけるくだらない( 失礼 )MCもほとんどなくノンストップで曲を奏でていた。
  限定イベントということでもっとアットホームな雰囲気があるのかと思っていたが、想像以上にしっかりしたライヴで、「もっとほのぼのしててもいいのになあ」と思う反面、今まで「どうせ女の子ばっかりだし」と思っていたファンが意外と激しいノリをするのに驚かされ、FANATIC◇CRISISのまた違った一面を垣間見た一夜だった。

■

  できればずっとこういうライヴを…と望んでしまうが、メジャーになっていくにつれ、大きな会場になって差し障りのないセットリストになってしまうのは仕方ないことなのかも。12月の冷たい風もすっかり忘れるようなこういうライヴを観られただけで幸せだと思おう。

1998.12.09
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