J-ROCK LIVE NETLIVE REPORT > FANATIC◇CRISIS( ファナティッククライシス )

1998.09.05   @日比谷野外大音楽堂
FANATIC◇CRISIS - tour 1998 PHOENIXISM

月の花 / FANATIC◇CRISIS

<収録曲>
1. 月の花
2. 月の花(INSTRUMENTAL VERSION)
  この日は曇り。午後6時を過ぎた野音はすっかり闇に包まれている。どちらかというと「夏の終わり」よりは「秋の始まり」。つい二週間前もここにいたんだよなぁ…となんとなく感慨に耽る僕は寝不足の上にTHE YELLOW MONKEYにまつわる打撃から立ち直れずにテンションは最悪。

  ステージの天井からは赤い布が何枚も垂れ下がり、これを見てナチスを連想。しかしメンバーは中盤で「あ、こんなところに赤ふんが垂れ下がってる〜!!」と盛り上がっていた…。

  メンバーの登場と共に総立ちの会場。座って観ていたかったけど、ステージが全然見えない。仕方なく立ち上がる。オープニングのSEが流れ、石月 努の「Ladies&Gentlemen…」で幕が開いた。銀テープが宙を舞い、「火の鳥」が始まる。爆音だ。エレカシの時よりスピーカに近いところにいるせいかもしれない。
  「サーカス」「Baby's Talk」のあとMCが入る。「初めての野外。ファイナル。夏の終わりのお祭り。楽しみましょう。」要約するとこんな感じだったかな。なぜかこの日は「〜だぜっ」という語り口に妙に違和感を覚える。前からこんな喋りだったっけ?

  「SUPER SOUL」と曲名を告げると会場が沸く。メジャーデビュー曲だけあって思い入れも深いのかな。「SLEEPER」のあと「ジェラシー」。この曲ってニューシングルじゃなかったんだね。ちょっと残念だな。「dear myself」でしっとりしたところで、石月 努がマイクから離れる。

  最初にドラムの徹にスポットライトが当たる。「晴れた!!俺が雨を止めたんだ」と雨男を撤回するように自慢げな徹。shunに「俺を崇める歌でも作ってくれ」とやや命令口調。が「やだ」と無碍に断られていた(笑)。
  「このツアー中、ずっと歌えだの踊れだの、この黒や赤や青や金に( ちなみにメンバーそれぞれの髪の色 )強要されていじめられてきたけど、今日は俺の歌を歌う!!」とテンションの高いshun。すかさず「dear myself?」と石月 努がつっこむ。「違う『俺歌』。」
  2ビートのリズムに和也のギターとRYUJIのベースが重なる。「( ♪ )L・O・V・E  shunくんっ  ラブリーラブリーshunくんっ  オンリーロンリーshunくんっ」ほとんどワンコードで曲が進む。しまいには「L(L)・O(O)・V(V)・E(E)」と会場を巻き込み人文字になるshun。
  ブリッツで初めて観たライヴがあんなに楽しかったのに比べ、こんな楽しそうなバカ騒ぎもなんだか虚しく映る。

  「( ♪ )Born in the moonlight」と1フレーズ歌うと会場から大きな歓声。「月の花」。インディーズ時代のシングル( 古い曲 )で沸くのはどこでも同じらしい。
※月の花…1996年7月にインディーズ制作/メジャー流通と言う形態でリリースされたシングル。黒地に蝶がプリントされた美しいジャケットが印象的。現在は廃盤だが支持率は高い。

  「more pain」もインディーズ時代のアルバム『MARBLE』からの曲。ちなみにブリッツ、ダイアモンドホールでも演っていたがアレンジがアルバムと違い、この日までこの曲だと気づかなかった。この曲はライヴで聞いた方がずっといい。テンポが速く勢いがある。

  「世界中が君のことを見放しても、僕たちは君のことを見ていたいと思う」というMCのあと、「BLUE EARTH〜花咲く丘で〜」で一部が終わる。

  銀テープ、ウェーブ、ステージ前の火柱、と野外ならではの演出が目白押し。確かに夏の終わりのお祭り騒ぎみたいで、客席もメンバーも盛り上がっていた。
  大きな会場でのライヴ経験がまだ少ないせいか、目線が前列止まりだなぁ…とふと思った。

  オーラスの「Love Me」で石月 努はステージ袖から客席へ落下。急に姿が見えなくなったと思っていたら客席最前列を駆け抜けてステージに戻っていた。どうやらこの人よくステージから落っこちるらしい。後日「頭とお尻を打って死ぬほど痛かったけど最後だから頑張った」とコメントしていた。

1998.09.06
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